男性と女性で適したシャンプーは異なる?それとも同じで良いの?
シャンプーを選ぶ際、パッケージが女性向けだったり、男性向けだったりでなんとなく女性用、男性用を判断していることはありませんか?
そもそも女性と男性で選ぶべきシャンプーは異なるのでしょうか?
男性と女性のシャンプーの選び方について見ていきましょう。
男性と女性の髪や頭皮の違いとは?
男性と女性で髪や頭皮に違いがあるのは女性ホルモンや男性ホルモンによる影響です。
例えば、男性の場合は男性ホルモンが強く、皮脂の分泌が多くなります。
髪を見てみても男性と女性とでは違いがありますよね。
イメージでは女性の髪は細くてツヤがあり、男性の髪は太いといった感じですが、
実は男性の方が髪が細く、女性の方が髪が太くコシがあったりします。
もちろんそれは男性ホルモンの影響によるものです。
そして男性ホルモンの影響はもう一つあり、髪が抜けやすいということです。
男性の方が薄毛や抜け毛で悩む方が多いのも男性ホルモンによる影響と言えます。
女性の髪が太く綺麗なのは女性ホルモンによるものです。
男性の方が髪がデリケートで女性の方が髪が丈夫というのは意外ではないでしょうか?
上記のような髪や頭皮の違いが男性と女性とではあります。
では、頭皮や髪質などに違いがあるということはシャンプー選びも違ってくるのでしょうか?
シャンプー選びの基本は適度な洗浄力と低刺激
一応シャンプーはヘアケアやスカルプケアといったケア用品に当たります。
シャンプーは何をケアするのかというと、髪や頭皮の状態を健やかに導く為のケアをします。
では髪や頭皮を健やかな状態に導くにはどうすればよいかというと、
髪の土台となっている頭皮の状態を改善することが不可欠です。
頭皮の状態を良くするには3つのケアが必要です。
①清潔
②低刺激
③乾燥対策
シャンプーを使う目的は頭皮を洗って清潔にすることですが、その際に刺激を与えたり、乾燥させたりすると頭皮の状態は悪化してしまいます。
そのため、頭皮を健やかな状態に保つためには、清潔以外に、低刺激と保湿ケアが欠かせないのです。
では、この清潔、低刺激、乾燥対策という3つのケアは女性と男性の髪質や頭皮の状態に違いがあるからといって変わってくるでしょうか?
男性の方が皮脂量が多いため、洗浄力などは関係してきそうですが、清潔にすること、低刺激であること、保湿ケアができることという健やか頭皮に必要なケアは変わりありません。
シャンプーによって洗浄力の強弱はありますが、
強すぎは問題があっても、洗浄成分が入っていないなどでなければ、それほど問題ではありません。
皮脂自体はお湯でもある程度は落とせますし、界面活性剤が入ったシャンプーであれば、しっかり泡立てて丁寧に頭皮を洗えば、男性の皮脂量が多い頭皮であっても、洗った後に頭皮に皮脂がどっさり残るなんてことはまずありえません。
つまり、髪のためを思って選ぶシャンプーであれば、それは頭皮環境を整えるのにも役立ちますし、男性・女性関係なく必要なケアができるシャンプーです。
男性は皮脂分泌が多いからといって脱脂力が強いシャンプーを使っていると頭皮の乾燥を招き、カサカサになってフケのように頭皮から粉が出てくる状態になるか、乾燥を防ぐために頭皮がより過剰な皮脂を分泌し、頭皮がベタベタの状態になるかのどちらかなので、気を付けましょう。